マーケッターのためのソーシャルゲーム「パズドラ」<入門編>

2013年1月19日土曜日

ゲーム パズドラ

t f B! P L
「パズドラ」というソーシャルゲームが流行っている。
年末年始、テレビCMを見かけた方もいることだろう。これ(↓)だ。


マーケッターやIT業界人(ゲームを除く)などインテリほど、「ソーシャルゲーム」と言うと、ヒマ人・バカ・オタク・マニアがやるものと決めつけて、まるで別世界でのことのように考えている人が多い気がする。

むしろ、そんなインテリやインテリぶっている人のために、ボクもハマっている「パズドラ」を解説しようと思う。

この記事は、「パズドラ」などやったことのない方のために、そして、現時点ではやる気も起きないような方のために、「パズドラ」について解説する。一読して、「へー、話題になっているパズドラってそういうゲームなんだ」と、なんとなく理解できたつもりにできれば成功だ。


 ソーシャルゲームの市場規模は依然として拡大基調

矢野経済研究所(YRI)の調査によると、2012年ソーシャルゲーム国内市場規模は3,870億円(予測)。コンプガチャ問題もあって、成長率は鈍化しているが、依然として拡大基調だ。

ソーシャルゲーム国内市場規模は2013年度に4256億円へ、YRI調査 -INTERNET Watchhttp://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20130111_581427.html )

グリー、DeNA、サイバーエージェントなど、国内のIT事業者・ゲーム事業者だけでなく、通信事業者や広告事業者なども注目している。「ソーシャルゲームを輸出産業に」といった声もあがっている。


 「パズドラ」は、600万ダウンロード

数多くあるソーシャルゲームの中で、「パズドラ」に注目するのは、その人気と成長スピードからだ。

「パズドラ」がサービスインしたのは、2012年2月20日。iOS版としてiPhoneアプリとして登場した。スタート当時は、iPad版もなく、Android版もない。GameCenterにも対応していなかった。

Android版リリースもないまま、5月には70万ダウンロードを達成。7月に100万ダウンロード。9月Android版のリリースもあって、10月150万ダウンロード、11月300万ダウンロードと急拡大。そして、つい数日前に、600万ダウンロードを達成した。

1年足らずで600万ダウンロードのメジャーソーシャルゲームとなった。

エンターブレインの調査によると、2012年に100万本以上売れたゲームソフトは以下の3本のみ。


【1位】ポケットモンスターブラック2・ホワイト2 287万9027本
DS/ポケモン/2012年6月23日発売
【2位】とびだせ どうぶつの森  228万6977本
3DS/任天堂/2012年11月8日発売
【3位】New スーパーマリオブラザーズ2 178万493本


※上記は以下の記事より引用
2012年国内家庭用ゲーム市場規模は昨年対比98.9%の4491.9億円 ソフト販売本数トップは『ポケットモンスターブラック2・ホワイト2』 - ファミ通.com( http://www.famitsu.com/news/201301/07026935.html )

パッケージソフトとオンラインソフトとで形態は違うが、「パズドラ」の600万ダウンロードがいかにすごい数字か分かる。


 広がる「パズドラ」ワールド

これまでの他のゲームがそうだったように、利用者が増えるにつれて、「パズドラ」ワールドはゲームの世界から飛び出して広がった。

昨年末、「パズドラ」のキャラクターが賞品となったクレーンゲームが出現。我が家がときどき立ち寄るゲームセンター店頭、目立つ位置にあった。


500円を投下して、ルビリットの画面クリーナーをGET。キャラクターのないほうの下半分が、iPadやiPhone画面を拭いてきれいにするクリーナーになっている。


書店には攻略本が登場。


AppStoreで「パズドラ」のキーワードで検索したところ。「パズドラ」本体は34中2番目でヒット。「パズドラ」に関連した攻略解説やタイマーのアプリが34もあるということ。



 「パズドラ」とはこんなゲーム

「明日のランチで、若者と会話をあわせられる」程度の適当さで「パズドラ」がどんなゲームであるのか解説する。なお、もう少し詳しくは、このブログ記事の参照数次第だが、「マーケッターのためのソーシャルゲーム「パズドラ」<販促編>」で紹介するつもりだ。

パズドラは、正式名称、パズル&ドラゴンズ。
イメージとしては、「ぷよぷよ」のようなパズルゲームと「ドラクエ」のようなRPG(ロールプレイングゲーム)が合わさったようなゲームだ。
プレイヤーは、5体のモンスターを操って各ステージに現れるモンスターと対峙する。攻撃の善し悪しは「ぷよぷよ」的な色の付いたタマをいかに連鎖させられるかとモンスターが固有に持つ特殊スキルの使い方にかかっている。
ステージのすべての敵を倒すと経験値の他、コインやモンスター(の卵)を得ることができる。プレイヤーは、RPGのように、自分が操るモンスターをより強力に育てながらステージをクリアしていく。


これ(↑)は、プレイ中の画面。
画面上というか奥にいるのが敵モンスター。その下に四角で囲まれたカードのようなモンスターが6つ並んでいる。これがプレイヤーのモンスター。
6体のうち5左から5体がプレイヤー自身のモンスター。一番右にいる1体はフレンドになった友達のモンスターだ。ダンジョン攻略のお手伝いをしてもらっている。

直接の知り合いやゲームを通してフレンドになったモンスターと一緒にチームを組んでゲームを進めていく。ここが、ソーシャルゲームとしての要素だ。


 余談。ボクのID

「パズドラ」でのボクのIDは、 128,950,408 だ。ソーシャルゲームやソーシャルメディアのマーケッターからのフレンド申請大歓迎。もちろん、ふつうに、強い方のフレンドも歓迎。

なお、この記事の続編として、以下の内容で記事をポストしようと考えている。

マーケッターのためのソーシャルゲーム「パズドラ」<販促編>
親のためのソーシャルゲーム「パズドラ」基礎知識

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